- ■MRI
高画質のオープン型MRI「日立製AIRIS Vento」です。
- http://www.hitachi-medical.co.jp/open-mri/
オープン型のため閉所恐怖症の方でもリラックスして検査を受けていただくことが可能です。 - レントゲン検査では判定できない、頸椎や腰椎の椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など、膝の靭帯損傷や半月板損傷、肩の腱板損傷などの診断にきわめて有効です。
また、骨折であっても、脊椎や膝、股関節などの骨粗鬆症性不全骨折や、若年者の疲労骨折などはレントゲン検査では判断しにくく、MRIで診断がつくことが多々あります。
- ■検査室
X線装置と透視画像装置です。
X線装置では、四肢骨や、脊椎、関節などのレントゲン検査を行います。
透視検査は、ブロック注射や関節脱臼の整復などの際に用います。
MRI検査もレントゲン検査も、検査画像は電子カルテに永久保存されます。希望される方には画像をCD-Rに保存してお渡ししており、ご自宅のパソコンでも見ることができます。- ■骨密度測定器
当院では骨粗しょう症の診断と治療にも力を入れております。高齢化社会に伴い、近年、骨粗しょう症に対する新薬が次々と開発され、保険適応の認可がされており、必要のある方は早くから適切な投薬治療を行うことが、軽微な外傷での骨折を予防することにつながります。
診断や重症度判定、薬剤の選択、治療効果判定のためには、骨塩定量検査で骨密度測定を行うことが必要です。
当院の骨塩定量検査(骨密度測定)装置は、「腰椎(腰の骨)」「大腿骨頚部(太ももの付け根)」で測るDEXA法です。数分間で正確な骨密度値を測定することができます。(GE社製 「PRODIGY-C」)
骨塩定量検査の標準は、この「腰椎」「大腿骨頚部」です。
しかし、施設が限定されるなどの理由で、ほかの方法(「手関節」「手の指」で測るDIP法やMD法など、「かかと」で測る超音波法など)が、スクリーニング検査として発達、普及してきました。
ほかの方法で、骨粗鬆症の疑いと判定された場合には、「腰椎」「大腿骨頚部」での精密検査を推奨します。
これは、日本骨粗鬆症学会の診断基準や投薬開始基準にも明記されており、ほとんどの大きな総合病院では、「腰椎」「大腿骨頚部」で測定します。ただ、広い設置場所を必要とすることなどから、診療所では導入している施設は少ないです。
しかし当院では、平成25年12月から、「腰椎」「大腿骨頚部」の骨塩定量検査機器を導入いたしました。
これにより、骨粗しょう症の診断や、治療効果判定、適切な薬剤の選択などを、より迅速かつ確実に行うことができるようになりました。
骨粗しょう症の診断にはこのほかに、血液検査による「骨代謝マーカー測定」、ご家族やご本人に関する問診による「FRAX値計算」、腰椎レントゲン検査による「骨脆弱性骨折の有無判定」などから、お一人お一人にあった治療法をご案内させて頂きます。
老いても、寝たきりとならず生き生きと生活するために、骨粗しょう症にもっともっと関心を持ちましょう。気になる方は、ご相談ください。
- ■運動器エコー(超音波診断装置)
軟部腫瘍(皮下や筋肉のできもの)の性状や、骨表面の軟骨・筋肉・腱・靭帯などの異常を描出することができます。
また、エコー画像を見ながら関節内や神経周囲に注射を打つことにより、病巣部に確実に薬を注入することができます。