【診療トピックス】サプリメントは効果がある?

投稿日:2015年3月4日|カテゴリ:院長のひとりごと

膝などの関節の痛みに対して、
「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」、「グルコサミン」、「コンドロイチン」などの
飲むサプリメントの宣伝がテレビなどで頻繁に流れております。
これらは、効果はあるのでしょうか?飲んだ方が良いのでしょうか?

毎日のように患者さんから受ける質問です。

ヒアルロン酸は、関節内投与(注射)に関しては、膝関節と肩関節にのみ保険(診療報酬)で公的に認められています。 これは臨床試験を繰り返すなどした結果、科学的データに基づき有効性が認められているからです。

当院でも適応のある方には、保険診療で行っております。

ヒアルロン酸などの経口摂取の有効性については、改善したという科学的データはありません。そのため、保険診療では認められていません。宣伝されているものは、「医薬品」ではなく「(健康)食品」です。

単純に考えれば、ヒアルロン酸のような巨大分子は腸管で吸収される時分解されてしまう筈ですから、直接関節に作用して良くなるとは考えにくいと思います。

したがって、科学者である医師の立場からは、積極的に飲むことをおすすめするものではありません。

「(個人の感想で)よくなった!!」という人も、宣伝ではいらっしゃるようですが、飲まれるかどうかはご自身でご判断ください。